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入隊後のイメージが湧く【自衛隊の入隊前の準備と持っていくべきもの】

    
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入隊後のイメージが湧く【自衛隊の入隊前の準備と持っていくべきもの】

自衛隊に入隊が決まったけど、何を持っていけばいいのか分からない。入隊案内に必要なものが一応書かれてたけど、どんな場面で使うんだ?他に持っていくと便利なものってなんだろう?

など、持ち物について気になることもあるはずです。自衛隊の内部の生活はあまり外に公表されていないので、実際の経験から「入隊時に必要な持ち物」「あったら便利な持ち物」を紹介します。どんな場面で使用するのかも分かるので入隊後のイメージも膨らむはずです。ぜひ役に立ててください。

入隊時必須アイテム①洗濯ネット

洗濯ネットは必要です。

教育期間中は、共同で洗濯機を使用します。私が教育隊の時は7人で使い回していました。自分の衣類がわかるように洗濯ネットにまとめて、複数人分を洗濯することが多いです。バラバラに入れてしまうと、他の人に迷惑がかかったり、衣類を紛失することもあります。

大きく名前を書いておきましょう!

100均のものはすぐに壊れるのでおすすめしません。大きくて丈夫なものを購入しておきましょう。

入隊時必須アイテム②時計

自衛官にとって時間は命。1秒でも遅れるとそこから腕立て伏せが始まります。自分の時間が違うことで周りに迷惑がかからないように、まちがいない時計にしなければなりません。時計のせいで人間関係悪くなってしまうこともありますからね。防水&ソーラー&電波時計が圧倒的にオススメです。

やはり王道はジーショック。どんなに激しい訓練でも壊れることはなかったです。

少し高いですが、仕事道具なので割り切って購入することをおすすめします。

時間は自衛官にとってめちゃくちゃ重要。
黒またはOD色でないといけない!
白などはダメ!←夜間目立つから!

入隊時必須アイテム③ハンガー

自衛隊の寮では乾燥室で洗濯物を干します。教育隊全員でひとつ!が多いので、100人以上の洗濯物が一箇所に集められます。乾燥室もかなり強力な熱風が出ており、普通のプラスチックのハンガーだとすぐに劣化して破損してしまいます。それに伴い、ハンガーは丈夫なものを購入しておきましょう。

安いのはNG ←すぐ壊れる

入隊時必須アイテム④タオル

タオルは何枚あってもいいです。同じサイズ、同じ色で最低でも4枚は持っていくべきです。黒色や深緑色を持っていくと、演習場などの夜間訓練でも使用できますので、これから買おうと考えている方は黒か深緑色を買うようにしましょう!白色でもOKですが、あとで訓練用に黒色や深緑色のタオルを書い直すことになるはずです。使用用途は、汗拭きやバスタオル、洗面などで使います!

1日に訓練用と洗面用
2日に1回選択するとして、最低4枚が目安

入隊時必須アイテム⑤センスのあるジャージ

上下のジャージは大事!かっこいいものを着ていくべきです!営内ではこのジャージで過ごす場面も多いです。同期の人に、こいつは服にこだわらないやつと認識されてしまいます。そうなると、、、

合コンやクラブなど遊びに誘ってもらえなくなりますよ。笑

アディダスやノースフェイスのようなしっかりした生地のものを購入していくことをオススメします。教育隊が終了しても、ずっと使用するので、オシャレなものを購入しましょう!しかし、高価なブランドやレアなものは、乾燥室でパクられる可能性がありますので、適度に質が良いものを持っていきましょう!

個性が出せるのはこのジャージや靴くらい。あとは、同じものを揃えることになるので、長く使うと思って、ジャージは質の高いものを選びましょう!

入隊時必須アイテム⑥運動靴

教育隊では、とにかく走ります。クソ走ります。体力検定があり、3kmのタイムを計測し、基準を満たさないといけません。体育という科目があり、そこでも走りますし、17時に課業が終了したあともランニングしますので、必ず買っておきましょう!

スニーカーではなくランニング用のランシューですよ。

入隊時必須アイテム⑦髭剃り

一本剃り残し×腕立て10回です。そこで電気シェーバーがオススメです。T字型の髭剃りでも問題はないのですが、朝時間がない時に電気シェーバーがあると便利です。18歳でまだ髭が薄い方などは、T字型の髭剃りで2日に一回とかでも大丈夫です。

ひげは1本残さず、剃る!

入隊時必須アイテム⑧延長コード

自衛隊の寮生活は、1部屋に10人ほど詰め込まれることもあります。もちろん、10人分のコンセントが用意されているわけではないので、延長コードで分離する必要があります。自分のベット付近に電源を確保するために延長コードは必ず持っていきましょう。

延長コードは自分の電源を確保するために必要。

入隊時必須アイテム⑨靴下

白の短いものと深緑!

\\靴下は2種類必要!//

場面\特徴長さ
ランニングや体育の時くるぶしが隠れるくらい
半丁靴を履いている時黒または深緑色膝下

靴下は用途に応じて履きわける必要があります。特にガッツマンという靴下は、半丁靴で長距離歩いても豆ができにくいのでおすすめです。6ヶ月の教育の間に10km行軍と25km行軍といって、重い荷物を背負って長距離を歩かなければいけません。

出来るだけ楽に歩くためには多少の投資は必要です。行軍で役立つアイテムはこちらでも紹介してますので、行軍を誰よりも楽に歩きたいと思う方はこちらの記事を参考にしてください。

日常的に使う靴下は駐屯地内で販売されている安い靴下でも良いかもしれませんが、長距離用の靴下を2枚ほど持っておいた方が無難です!

体育やランニングの時は白い靴下
訓練で半丁靴→安いので十分!
行軍→高いの買うべき!

入隊時必須アイテム⑩ハンカチ&ティッシュ

ハンカチティッシュ検査があります。これがないと土日に駐屯地から外出できません。これは訓練中に使わないので、黒や深緑ではなくても大丈夫です。

自衛隊の売店にもハンカチタオルは売っているのですが、深緑色の自衛官らしいハンカチしか売っていないので、「土日くらいは自衛官気分を無くしたい!と思うのであれば、事前に自衛官らしくない一般人が使うようなハンカチを購入しておきましょう!

土日に外出する際にはハンカチティッシュ検査があり、ないと外出できない。

入隊時必須アイテム⑪裁縫用具

めっちゃ縫います。入隊して2日ほどはひたすら縫い物です!主に、階級章や名札などを縫い付けなければいけません。その際に自分の持ってきた裁縫セットがあると便利です。100均に売ってそうな裁縫セットが用意されていますが、針が折れたり、糸がすぐに切れたりするので、持っていくと役に立ちます!

最初だけではなく、階級が上がれば、その度に階級章を縫い直す必要がありますので、ひとつ持っておくと便利です!

なんやかんや裁縫セットはよく使う。

———–ここからあったら良いもの———–

半丁靴用のインソール

支給される半丁靴の中敷はめちゃくちゃ硬くて、長距離を歩くとすぐに豆ができます。インソールは、ハマックスというインソールがおすすめです。

一般的な、インソールは幅が狭いのに対して、入隊時に支給される半丁靴は幅が広いので普通のスポーツ用のインソールは合いません。

ですので、自衛官のために作られたハマックスのインソールがオススメです。行軍前には、換えておきたいです。

防水メモ帳

基本的に雨の中でも雪の時でも教育を受けている時に上司の言っていることはメモしなければいけません。そんな時に役に立つのが防水メモ帳です。駐屯地内の売店でも購入できるので、元から準備しておけばなおいいですね!

駐屯地の売店で購入する人が多いので、みんなと同じものがイヤであれば事前に購入しておきましょう!

ハゲ隠しに帽子!

教育隊の間は、髪型はほとんどが坊主になるはずです。正確には横が3mmほどになっていれば頭の上は伸ばしてもOKなのですが、教育隊では坊主にする方が多いです。坊主をオシャレにしたいなら帽子は必須です。

ファブリーズ

集団生活ですので匂いは配慮すべきです。また他人の匂いが気になる場面もあるかもしれません。

Tシャツ

アマゾンで購入すれば一枚549円。自衛官は、戦闘服の下は、迷彩または深緑色のシャツを着用しなければいけません。売店でも売られていますが、一枚2,000円もします。アマゾンで購入すると安く済みます。あとで10枚ほど購入する必要がありますので、最初にまとめ買いすればお財布にも優しいです。アーミングリーンを選ぶようにしましょう!ネイビーはNGです。

さいごに

以上が入隊時に持っていくべきアイテムです。ここでは物品を紹介しましたが、ほかにも自衛官としての心構えやマインドセットも必要です。慣れない環境がはじまり、一般的とは言えないルールもあり、ストレスに悩むこともあると思います。そんな時に解決に役立つのは、考え方や心の置き方になります。また自分に合ったメンタル回復の方法も持っておくべきです。

辛い、きつい、職場が合ってない、人間関係がしんどいと感じるときは、また転職計画科に戻ってきてください。

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