あなたは退職者?失業者?自分の正体を今すぐ確認してください。
退職者と失業者、どちらも仕事や職がなくなるという意味ではニュアンスは似ていますが、真実は全く異なります。自分は退職者であって失業者ではない、と思っていても、真実は「失業者」ということもありうるのです。
え、どちらも同じじゃないの?と思うかもしれませんが、これに気づかずに辞めてしまうと、大変なことになってしまいます。自覚していないことの問題は、対処できたはずのものに対処できないこと。自己認識がズレていると、大きな事故の元になります。内側の真実を見つめることが大切です。
でもまだ辞めていないなら大丈夫。今からでも間に合います。自衛隊を去る前に、この疑問に答え、自分の状態をしっかりと確認することが大切ですよ。
あなたはこの瞬間、人生の分かれ道に立っています。その先にあるのは自由や報酬だけでなく、あなたを奈落の底に落とすような厳しい現実もあります。人生がかかっているからこそ、このページを読んで自分が退職者なのかそれとも失業者なのか確認してください。
退職か?失業か?
いきなり突拍子もない話に聞こえるかもしれませんが、この違いを認識することはかなり大事なことです。退職者と失業者、表面的にはよく似ていますが、実は天と地ほどの違いがあります。この違いを理解し、どちらを選択するかで、あなたがたどる未来が大きく変わります。しっかりと読み進めてください。
さて、仕事を失ったとき、国からもらえる給付金があることはあなたも知っていると思いますが、それは「失業手当」とは言いますが、退職者手当とは言いません。
退職者手当と言うと、どこか相応しくない感じがありますよね。「失業」のほうがもっと厳しい状態と思えるような言葉で、手当としてお金をもらえて当然の権利があるように感じられます。
そう退職者手当といえば「退職金」のことを指し、ハローワークでもらえるものが「失業手当(失業保険)」になります。
失業手当は、次の仕事が決まっていないときの一定期間「再就職を支援するために支給されるお金」です。だから自己都合の退職であろうが、リストラや倒産よる失業であろうが関係なく、その状態にある人はもらうことができます。
誰もが「失業者」とは呼ばれたくない
でも、多くの人は「自分は失業した」とは認めたくないものです。きっと雇い主から一方的にクビを切られたように感じるからでしょう。退職と言った方が自律していて、自分の意思で仕事を辞めたように思えます。
もし自衛隊を辞めることで周りから「とうとうきみも失業者か」と言われたら、きっとあなたも否定するのではありませんか?心を乱されて瞬発的にムッとなり「それは違う、失業したのではなく自ら退職したんだ」と反論したくなるはずです。
失業という言葉には確かに「負け組」のようなラベルがついてしまうことが多いですよね。プライドが許せない気持ちになるのは分かります。
辞めさせられた人だけが失業者?
自分から離職することは退職であって、失業ではありませんか?誰かの裁量によって職を失ったのか、自分から仕事を失いにいったのかの違いを明確に表す言葉はあるでしょうか。
1つ挙げるとしたら、辞職と失職です。 失職とは、公務員が欠格事由に該当したときに、自動的に職を失うことを指します。この場合は任命権者の裁量は関係ありません。争う余地もなく辞めざるを得ないのです。定年退職がこれに当てはまります。
Milizoには20〜40代の方がよく登録しているので、おそらくあなたは欠格事由によって職を失うわけではないと思います。自らの意志で、自衛隊を辞める「辞職」を選んでいますよね。失職ではないことは間違いなさそうですが、それでもやはり退職者であって失業者ではありませんか?しかし、私の目から見ると「失業者だよね」と思うことは多々あります。
さて、私はいったい何をあなたに問おうとしているのか?
失業状態の真意
決して失礼になろうとしているわけではありません。少し強い言い方になりますが、真実に目を向けていただきたいので、あえてこのように言います。より真実に迫るなら、もしかするとあなたは退職者ではなく「失業者」と名乗るべきかもしれません。以下の2つを比べてください。
「先の計画を立てて、将来を予測可能なものにして、目指したい職業のための計画の一部として自ら仕事を辞めること。」
これは戦略性があるという点で、自律した自分の意志のもと決断した感じがあります。では次はどうでしょう?
「先の見通しがない無計画の状態で、目指したい職業も決めず、自分の将来がどうなるかに関心を示さないまま、ただそこにいるのが嫌になって自ら仕事を辞めること。」
これは戦略性がなく、その仕事が自分に合わなかった理由や本当の適職はなにか答えを求めず、目指す職業の見当がついていないといった点で、職業を見失っている人「=失業者」と言ったほうが的確ではないでしょうか?
もはや自衛隊に籍があったとしても、かろうじて自衛官と名乗っていられるだけであって、これはもう自分の職業ではないと考えていたり、自分のやりたい仕事を見失っている時点で、すでに失業者と言えるかもしれません。
人生の一部や全部を問わず、一定期間の日々をかけてやりたいと思えるものがなく、自分の職を失っているわけですから。
これには完全に同意できませんか?
このように考えてみると、あなたの、より真実に近い状態を示してるのはどちらでしょうか?
失業者から退職者へ
だからその人の状態によっては「退職代行サービス」が「失業代行サービス」になりえるのです。
もしあなたが、今回の自衛隊を辞める件について熟考した意図に基づいて行動してないのなら、あるいは新しい職を決めるためのプロセスを怠っていてとにかく辞めることだけを狙いにしているのなら、文字通り「失業」のためのサービスを意味します。
でもMilizoが行いたいのは「失業代行サービス」ではありません。それよりもずっと価値があり、あなたの人生を変える「退職代行サービス」です。
あなたが将来のことを一生懸命に考えて、がんばって立てた計画が潰されそうなときの救済策として、サポートしたいわけです。自分の力で退職する道を選べないほど精神的に弱っている人が、心のバランスを取り戻して、転職準備をしっかりと行えるようにするためのサポートを提供したいのです。
本当に向き合うべき課題を先送りにしたり、なにも計画しないまま失業させることにとても危惧しています。
私たちは、Milizoという名前の通り、軍事から民間への移行プロセスに潜むあらゆる問題に向き合っています。そして私たちの最終ゴールは、自衛隊の経験やスキルを活かしたキャリアの成功に導くこと。その移行が人生逆転の瞬間になるようにサポートしています。
しかし、もしこの大事な使命を果たせず、失業者が増える結果となれば、私たちの「退職代行サービス」は意義を失います。代行で簡単に辞める選択が全てだと思っているなら、その思い込みに警戒を促します。
実際、失業状態のまま推し進めることは、本当にあなたにとって最良の道なのでしょうか?この疑問を投げかけるのは、過去のデータから破局を迎える可能性が高いと知っているからです。
失業者として進むか、退職者として進むか。未来は、あなたがどのような心持ちでそのステップを踏み出すかによって、大いに変わるのです。
自衛隊を辞めた瞬間、あなたは何者になるのか?
あなたは「自衛官をしない」という選択をしたかもしれませんが、生涯にわたって仕事をしないという選択はしてないはずです。準備が完璧でなくても、計画が不完全であっても、働きはするのです。適職がわからなくて将来の見通しが立っていなくても、生きていくために何かしらの職に就くわけです。
でもいつまでたっても本当の意味で自分の職を見失っている状態の人もいるのです。あなたは失業者であってはなりません。
目指したい職業を見つけて、目標を実現するための計画の一環として自衛隊の退職をおこなう、「計画の実行者」であるべきです。
「失業者だって?それは違うよ、自分から辞めたんだよ」などといって、本当の真実に気づいていないような愚か者になってはいけません。あるいは問題の核心に気づいているにもかかわらず、頑なに認めようとしない意固地な者になってはいけません。 失業状態のまま自衛隊を辞めてしまうことだけは絶対に避けてください。
失業とは、どこに着地するか分からない状態。しかし、退職はあなたが自ら選んだ土壌にその種を蒔く行為です。どちらが力強く、どちらが確かな未来を生むでしょう?
自衛隊から民間企業へ転職するという選択は、まさに自分を新しい戦闘地域へ移すようなもの。あなたは失業者として戦いから逃げる人ですか?いいえ、あなたは新たな戦線に自らを配置する戦士なのです。
今しか考えられないこと
退職は、一つの章が閉じて、新たな章が幕を開ける瞬間です。人生の本は、この場で完結するわけではありません。新しいページは、まさに白紙。その白紙には、前もって描きたい未来をスケッチしておくことが大切です。そしてその白紙を、失業者として過ごすのではなく、意味のある文章で埋めていくのが理想です。そのページに自分自身で何を書くかは、あなた次第なのです。
たしかに自衛隊で過ごした日々は厳しく、時に命がけだったかもしれません。それがあなたに心の傷を負わせたかもしれません。しかし、その厳しさが今後の成長という新しい章での価値ある糧に変わるのは、しっかりとした事前準備によるものです。
準備不足で終わってしまうとどうなりますか?その答えはあなたが知っています。失業は「心の閉塞」ですが、退職は「心の解放」です。心の奥底で震えるような、本当にやりたいこと、達成したい目標に向かって、そのステップを踏み出す。本来はワクワクしながら辞めるのが退職なのです。
なぜなら、新しい旅の始まりは、内なる自分との出会いでもあるからです。失業者にならないためには、まずは自分の適職を見つけてください。
ではどのように考えれば、自分の職業を定めることができるのか?目標を持てる仕事ができるようになるには、どんな方法に従って進めていけば良いのか? それには「アダプテーションやスキル翻訳」をすることです。 くれぐれも、やるべきプロセスを怠ったまま、“失業代行サービス”を依頼してこないでください。
「使えないよ、あの元自衛官。」と陰で言われる運命をたどりたくないなら、絶対にやるべきアクションプランがあなたにはあります。
そしてその計画の評価は私たちに任せてください。妥当かどうか、見積もりが甘いかどうかプロの目線から判断します。目指したい職業を決めてからです。退職者になるのはそれからです。
さあ決断の時。
戦略的撤退となるのか、勝利への前進となるのか、それとも敗戦となるのか。自分自身の真実を確かめる勇気を持ちましょう。そして「失業者」という言葉の重みに耐え、内なる自分に耳を傾けてみてください。
あなたは、自分の課題を自覚することができて、自分自身に向き合うことができる、しっかりした人だと信じています。自分の可能性にワクワクしながら前に進んでいく道を選を選びましょう。