問い合わせが急増/自衛官の心境に変化
問い合わせが増加した理由
ここ最近の問い合わせの件数に「Milizo」も驚きを隠せません。「転職したいです、今からでも自衛隊を辞められますか」という連絡であふれかえっています。数少ないスタッフで切り盛りしているため、現場はてんやわんや。それに加えて、過去に相談をきいてもらったまま、決断を先送りにしていた自衛官からも「悩むのは終わりにします」などのメッセージがドドっと届きました。
きっかけは、おそらくあのニュース。
あの現実的すぎる「戦争」の報道です。
ロシア、ウクライナ―“他国の話”だったはずのその光景が、自分の未来に重なった瞬間、心の奥に眠っていた“不安”が目を覚ましたのです。
あなたも、もしかしたら心のどこかでうっすら感じていたのではないですか?
自分の気持ちに従えばいい
戦争に対する見方、考え、意見、主張は、人それぞれです。正義、平和、貢献―それぞれの価値観があるのは当然のこと。しかし、「現実の戦争」が起きたとき、自衛官は自分の意思で辞められなくなるという事実は変わりません。
知ってのとおり、自衛隊も戦争に関わることになれば、今とはまったく状況が変わり、いくら辞めたくても退職は認められません。自衛隊法40条がこれに関わってきます。
いわゆる“防衛出動発令中”となり、

服務の宣誓をしているんだから、退職は認められないから。
という、いつもの退職拒否文句も、このときばかりは本物のものになってしまいます。そのとき、あなたの「辞めたい」は、誰の耳にも届かなくなってしまうのです。
今こそ、本当の気持ちに耳を傾けてください
このまま続けていて、本当に後悔しないか?何かが起きる前に、自分で選びたいと思っていたのではないか?Milizoに連絡をくれた多くの方々は、今、はっきりと言います。心の声に気づいたから、行動しましたと。あなたがこれを読んでいるということは、すでに気づき始めているのではないですか?その気づきを、もう見て見ぬふりをする必要はありません。
代わりなんていくらでもいるは、自分の人生には通用しない
「代わりなんていくらでもいる」、よく聞きますよね。それは事実かもしれません。でも、それはあくまで組織の都合です。あなた自身の価値、あなたの人生の選択まで“代わりが効く”と思ってしまっていいのでしょうか?「自分にしかできない生き方」はあるのです。
ただ、時間だけは戻せない
一番もったいないのは、「悩んでいるつもりで、実は決断を先送りしているだけ」の状態です。その間にも、時間は静かにあなたの若さと可能性を削っていきます。
転職するなら早いほうがいいです。若さは有利に働くからです。1日1日若さを失っていくことを平然と黙認することだけはやめておきましょう。
ある日ふと気づくの――「もう、辞められなくなっていた」。
状況によっては、遅いです。
悩んだら、相談してください。