こんにちは。私は普段、インターカルチュラル・コンサルタントという職業に就いています。
聞いたことがありますか?おそらく初めてかもしれませんね。「インターカルチュラル」、これは私の仕事の中心であり、数々のクライアントと共有してきた素晴らしい冒険の舞台でもあります。そして、自衛隊から民間企業に移行しようとしているあなたにも大きな関わりがあります。では、この「インターカルチュラル」とは何か、少し語りましょう。
インターカルチュラルとは?
まずはあなたに質問です。「異文化」というと何を思い浮かべますか?遠い国々の旅行や観光、または地域や民族の風習などをイメージするかもしれませんね。しかし、異文化とは、遠くにあるものだけではありません。私たちの日常生活においても息づいています。業界や職種、企業の中の部署やチーム、学校のクラスの中にも存在するのです。
もっと身近な言葉で言うなら「カルチャー」、それが何よりもわかりやすい表現かもしれません。音楽やファッション、オタクカルチャーといったものは、互いに理解しづらいこともしばしばです。このように、各集団ごとに、自分たちの価値観、習慣、基本的な想定、コミュニケーションスタイルで独自のカルチャーを築きあげています。
異なるカルチャーとの共働
では、次にあなたにイメージしてもらいたいことがあります。異なるカルチャーを持つ組織と一緒に働く場面を想像してみてください。そこにはどんな困難が待ち受けていると思いますか?それぞれの価値観や信念、慣習の違いは、まるで見えない壁のように立ちはだかるかもしれませんね。異なるカルチャーが交錯し合うその場では、認識のズレが生じることが多いものです。
そこでインターカルチュラルの出番です。インターカルチュラルとは、異なる文化間での理解、協力、調和のプロセスのこと。異なる組織同士が共に働く場面で、そこで働く人々の間にある「見えない壁」を取り払う作業です。
この壁がなくなれば、価値観や信念、慣習を超えて、新たなパワーを引き出すことができます。文化間に橋がかかり、知恵と感性が自由に交わる場が生まれるのです。
この橋が築かれると、何が起きるでしょうか?互いの文化をいつでも自由に行き来することができるようになります。そこを渡る人々は新しい視点、考え方、力を得ることができ、それが、業績向上や個人の成長へと繋がります。あなた自身がその橋を渡る一人になることもできるのです。あなたの内面に、異なる文化を統合する力、それがインターカルチュラルの力です。
軍から民間への移行とインターカルチュラルの重要性
あなたが軍から民間企業へと踏み出す際、このインターカルチュラルな視点は極めて重要となります。私は、この二つの異なる世界、軍と民間企業という異なる「文化」の架け橋として、新しい舞台での活躍の土台を築いています。そして、あなたはこのプロセスから学習し、隠された力と価値に気づき、新しいビジネス文化にしっかりと順応する方法を見つけていくわけです。
あなたが軍から民間企業へと踏み出す際、このインターカルチュラルな視点は極めて重要となります。私はこの二つの異なる世界間で、あなたの新たな舞台での活躍の基盤を築いています。そして、あなたはこのプロセスから学び取り、自分の隠された力と価値を発見し、新しいビジネスの世界に積極的に適応する方法を身につけるわけです。
でも、ただ順応するだけでしょうか?いいえ、あなたには軍で培った素晴らしい経験や感性をもっていますよね。適切に活用すれば強力な武器となり得るのです。しかし、そのスキルと感性は貴重な宝物である一方、無闇に持ち込むと、あなたの軍での文化をビジネスシーンにそのまま持ち込むと、しばしば誤解や誤った評価を受けることになります。
そうは言っても、単に軍の文化を捨て去るわけにはいきませんよね。あなたが軍で培った素晴らしい感性と経験、それらをどう活かすかが問題なのです。そこで私がこの二つの世界の「通訳者」となり、あなたに適切に応用する力を与えるのです。軍の文化を無視せず、そのスキルと感性を新しい舞台でうまく活用する力をあなたに与えるのです。
あなたに自衛隊特有のスキルと感性をビジネスシーンに適切に応用する力を与えるのです。
軍と民間企業の文化のクロスオーバー
あなたが自衛隊で培った振る舞いや思考、コミュニケーションのスキルは独特の文脈に根ざしています。それらは命令と忠誠、団結と規律、任務の完遂に向けた共同体の精神に基づいて形成されているもの。しかし、ビジネスの世界においては、より多様で柔軟なコミュニケーションが求められます。企業では、共感と協調、個人の創造性とイノベーションが重視されることが多いのです。
この「文化のギャップ」を乗り越えるには、自衛隊での経験を価値あるものとするとともに、ビジネスの世界での新しいコミュニケーションのルールと技術を習得する必要があります。
あなたが育んできた素晴らしい能力は、単に新しい環境に合わせるだけではなく、その文化にうまく溶け込みながらも、自分らしさを失わないようにする繊細なバランスが必要なのです。
あなたの軍事的な背景は、ビジネスの舞台でも強みとなることができますが、そのためには新しい文化と価値観に適応し、柔軟に対応する能力が不可欠です。この微細なバランスが、インターカルチュラルな視点の重要性を高めるのです。
インターカルチュラルの理解があなたの成功への第一歩
さあ、なぜインターカルチュラルの視点が重要か、あなたはすでに感じ取っているでしょう。インターカルチュラルの理解を深めることは、ただの理論や概念ではありません。それはあなた自身の成長と変革の道のりの核心であり、あなたの成功への第一歩となる具体的な行動になるのです。
このことを踏まえて、私の物語にここで少し触れていただきましょう。
私のビジネスブリッジの旅
私の旅は、まず一般的なビジネスシーンから始まりました。例えば、アメリカのIT企業とヨーロッパの先端技術、スポーツとメディカル、テクノロジーと製造業、従来の業界と新興業界、そして軍と民間企業。私は、このような「異なる文化的背景」をもつ組織間でビジネスブリッジを築くプロジェクトを持ち、新たな価値を生み出すスキルを磨いてきました。
この一連の経験から、異なる文化と背景を持つ人々が、互いの「文化的知見」を分かち合うことでどれほどの力を発揮できるのか、深く理解しました。文化的な違いが問題となることが多い場面で、私は、その違いを力として使うことができるのです。
したがって、私の仕事は、クライアントが新たな環境に適応し、自分の可能性を最大限に発揮できるようにすることです。それぞれの環境には独自の「文化」があり、その中で生きることは新しい言語を学ぶようなもの。私はその「言語」を解読し、それぞれの「文化」の間をスムーズに行き来するための橋を築くことを使命としています。
そして、このインターカルチュラルの視点から、私は1つの新たな挑戦に乗り出しました。それが、軍人が民間のビジネス世界へと転職する際の支援を行うというプロジェクトです。戦場からビジネスの会議室へ、戦闘者から問題解決者へ。このプロジェクトは、ここにいてこのメッセージを読んでいるあなたのような方々に焦点を当てたもので、あなたの成功を最終的な目的としています。
軍の任務が終わり、民間の会社員の生活にシフトすることは「社会復帰」「社会への再定着」と言われることもあるように、軍人にとっての異業種への転職は「カルチャーシフト」の体験でもあります。これまでとは異なる規範、価値観、生活環境を受け入れ、順応し、自分自身を再定義するプロセスは、文化間での移動と多くの面で相通じるものがあります。
自衛隊の厳格な環境から、民間企業のダイナミックな世界への一歩。この移動は単なる転職ではありません、それは異文化間の橋渡しを必要とする、極めて重要なプロセスです。
この道中で私が見たのは、軍人が転職する際に直面する困難、そしてその軍事的な経験とスキルが適切に活用されれば、どれほど強力なものになるかという真実です。