注意・免責・約束事項
①未来はあなたの行動に左右される
転職計画科は、“誰でも、簡単に、無計画で、真剣さも必要なく、楽して成功できる”とは考えていない。だが、あなたが一般企業で懸命に働いて、顧客や社会に多くの価値をもたらし、そのもたらした価値の代価を恐れずに要求すれば、“豊かになれる”ことは十分可能だと思っている。転職計画科であなたが利用できる重要情報やリソースは、あなたが堅実な収入を生む「新しい職」を手に入れるのに役立つことだろう。
数ある転職サイトを見限り、自衛官に特化した「転職計画科」までたどり着くことができた賢明なあなたなら、きっと、おそらくこれまでに無いほどに自分の人生について多くのことを考える「この瞬間」に、計り知れない価値を見出せるはずだ。少なくとも自分に向き合うことができ、意欲的に学べる人だということは間違いない。
転職に成功した“理想的な自衛官グループ”に共通する考え方やマインドセットを学ぶことで、ほとんどの自衛官がやってしまいがちな致命的な間違いを犯さずに済んだり、転職の失敗を防ぐことにも役立てられるだろう。
自分の人生をおとしめるための転職なんて誰も望んでいない。だが「自ら地雷を仕掛けながら歩く」といった愚かな行動を取ってしまう自衛官は、実際かなり多い。あなたはそうした間違いを正して、より多くの選択肢と、より大きな収入の機会を生み出すことができる。自分の価値を利益にして、お金を稼ぐ方法を学んでいくのだ。
転職計画科で解説している戦術・戦略・アイデアを使ってあなたが結果を出したりお金を稼いだりできるかどうかは一切の保証をしない。
転職計画科の目標は、転職に成功した“理想的な自衛官グループ”の人たちがどのように転職を計画したか、新しい職に出会ったか、キャリアを築いたかに光を当て、彼らがたどった足跡を示し、あなたが歩むことのできる「道筋、方法、考え方を明らかにする」ことにある。
あなたは皆と同じような自衛官であるが、皆と同じではない。自衛官それぞれに違ったバックグラウンドがある。育った環境も違えば、性格も違う。思考様式も違う。価値観も、叶えたい夢も違う。それぞれの人が「自分に合った、自分だけの計画」を握りしめて旅を始めることになる。だからあなたが成功できるかどうかは、どれだけ今から自分自身と向き合い“自己洞察”できるか、そして、“実際の行動”に移せるかにかかっている。
はじめは誰もが不安だ。「自分は一般企業で素晴らしい働き手になれるだろうか?」というのは重要な問いかけだが、頭で考えているだけでは答えは出ない。自分の未来を知りたいなら「挑戦」をすることだ。
転職計画科において「挑戦」とは、あなた自身が、あなたという人間の本質を明らかにしていくために、“核心を突く無数の質問に嘘偽りなく正直に答えていく”作業のことであり、内に秘めた大いなる可能性を試そうと、未開の地に“勇気をもって飛び込む”ことを言う。
②自分を試せるのは、自分だけ
転職計画を進めるにしても、中断するにしても、ここで学んだことはあなたの働き方に大きな変化をもたらすはずだ。転職計画科で用意しているさまざまな“挑戦”に取り組んだ結果、あなたは自衛官の何倍もの収入を得る「高火力なビジネスマン」になるかもしれないし、ノンキャリから猛出世して社長の席に座ることになるかもしれないし、自衛隊に残るという道を選ぶことになるかもしれないし、それは分からない。
なかにはそのまま自衛官として働きつづける人もいる。それは中隊長や上級部隊からの慰留にしかたなく残るのではなく、明確な意志を持って自衛官であり続けることを本人が望むのだ。自衛隊の仕事に新たな意義を見出して、転職計画科に来る以前とはちがうモチベーションで働いている。はたから見たら同じ仕事をしているように見えるが、本人はまるで違った働き方をしている。結果的に転職計画科で学んだことで、その人にとって自衛隊が「素晴らしい仕事に変わった」のだ。それも転職計画科で得られる成果のひとつだ。
だから、ただやる気を失っていたり、ほかの仕事に興味が移っているだけなのかもしれないと疑っている時は、それでも転職計画科にインスピレーションを求めてみるべきだ。たとえ辞めるつもりはなくても、自衛官という職業を再評価して、情熱をもてるように、自分のしている仕事を誇れるように、転職を計画してみよう。実際、自己洞察を得て、自分の核心にふれることはかなり有益だ。自分の本質で仕事ができるようになれば、どんな仕事でもそれは天職になる。
それにいつ辞めたくなっても、再就職で失敗するパターンや考え方を知っているのと知らないのとでは、まったくちがう結果になるはずだ。得られたはずの収入に気づかないまま二度とないチャンスを逃してしまうといったことはしなくなるだろう。
このような内面の変化は、本人自身の心で起こらなければ意味がない。だから転職計画科では、あなたに「他の自衛官と同じように気づける状況」を与える。数字やデータで示すことは簡単だ。しかし本人が語れる言葉を持つようになるほうが、一般企業に再就職するにしても、自衛官を続けるにしても、どちらにも成果が生まれる。転職計画科の情報やリソースに載っている収入の金額やあらゆる数字は、説明のためにのみ使用している。これらの数字は推定にすぎず、正確な実際の数字と考えるべきではないし、収入の見込みを約束するものではない。かといって無関心になってもいけない。積極的で完璧に行動し、勤労意欲もきわめて高く、高収入を得ている理想的な元自衛官グループが存在していることを想像してみよう。
自分は何者で、自分に何ができるのかは、実際に取り組んでみて分かるものだ。決して数字だけに惑わされるのではなく、自分の核心を見つけるために情報を活用しよう。
③
あなたがいまドアノブに手をかけて開いた扉は、私にとっては15年前にあればよかったのにと思うような「作戦会議室」の扉だ。“転職作戦”に失敗しないためには、何に気を付ければいいか助言をしてくれたり、計画を評価してくれたり、必要な情報を与えてくれたり、サポートを求めることができるような、これほどまでに支援を受けられるサポートシステムがあれば数年間を無駄にしなくて済んだ。そう思えるものを作った。
転職計画科の内容は、成功した元自衛官のインタビューや、年間300件を超える一対一のオンライン面談、自衛官の再就職について10年以上にわたる熱心な研究結果などから選び出している。この内容は正確で、完全で、最新のものだと考えているが、実際に正確で、完全で、最新かどうかについては一切保証しない。また転職計画科のどの内容も、法的な助言と解釈してはならない。転職計画科は法律家ではなく、自衛官が抱える問題に詳しい転職シーケンスに特化した専門分野の情報提供者だ。行為のすべてはいかなる法も逸脱しないし、あなたは法を超えた行為を要求することはできない。必要のある場合を想定し弁護士と協力関係にはあるが、転職計画科自体は弁護士として開業していないため、法的な助言が必要なら弁護士に相談してもらいたい。ただし法的に対処しなくても済むことは往々にしてある。そのためにわざわざ高いお金を払うことが無いようにあなたの財布を守ることは可能だ。あなたが転職計画科で学んだ“教訓”や概説している近道を役立てて、自身や家族のために、手早く、持続可能な仕事を見つけ出すことを願っている。
④秘密情報は「知らせない、知ろうとしない」
転職計画科は、読者に対し、特定秘密および取扱い上の注意を要する情報の提供を求めることはない。あなたも在職中に知った秘密を故意に漏らすことのないように注意しておいてほしい。特定秘密の保護に関する法律および自衛隊法第59条第1項(守秘義務)に違反する情報提供についての責任は、退職後も在職中と同様に続いている。秘密は永劫胸にしまっておくか、民間に就職したあなたにとっては役に立たないので忘れてしまおう。くれぐれも情報を利用してお金儲けを考えたり、不満の恨みを晴らすことに使ってはいけない。そんなことをしなくても、十分な収入を得ることはできる。転職計画に集中しよう。